メルラバ
「もしかして唯さんですかぁ?」
のんびりとした、成人男子にしては高く甘い声。
ユージン君だ。
目が合って、いつもテレビで見ている人が目の前にいると思ったら、妙に緊張して「はい」と答える声がかすれてしまった。
「うわあ!嬉しい!ぼく、唯さんの大ファンなんです!」
「あ、秋から聞きました。ありがとうございます」
ぺこりと頭を下げる私に、ユージン君も頭を下げ返す。
ふわふわの蜂蜜みたいな髪の色。
背は180以上はあるのに、全く威圧感を感じさせない。
大型の犬みたいな、可愛くって人懐っこい感じは、テレビのまんまだ。
のんびりとした、成人男子にしては高く甘い声。
ユージン君だ。
目が合って、いつもテレビで見ている人が目の前にいると思ったら、妙に緊張して「はい」と答える声がかすれてしまった。
「うわあ!嬉しい!ぼく、唯さんの大ファンなんです!」
「あ、秋から聞きました。ありがとうございます」
ぺこりと頭を下げる私に、ユージン君も頭を下げ返す。
ふわふわの蜂蜜みたいな髪の色。
背は180以上はあるのに、全く威圧感を感じさせない。
大型の犬みたいな、可愛くって人懐っこい感じは、テレビのまんまだ。