メルラバ
Sub 8 : 【恋の試練】

試練の正体

その日の夜。


徹夜の疲れから、午後の7時にはベッドに潜りこんでしまった私の元に、1本の電話がはいった。

「うぅ~ん…」

眠い。

無視を決め込んで再び目を閉じたが、電話は一向に鳴りやまない。

しつっこいなー。
何回鳴らせば気が済むんだっつーの。

心の中で愚痴りながら、それでも尚、無視を続ける。
だけど、やっぱり電話は鳴りやまない。
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