メルラバ
まあ、深く考えても仕方ないし、なるようになるでしょ。

1ヶ月も過ぎれば、また秋と会えるようになるはずだし。


洗濯でもしようと立ち上がると、インターホンが鳴った。

ドキッとして、もうレポーターが?

と思ったけれど、モニターに映っていたのは郵便屋さんだった。


「書籍小包みです」

書籍?
連載している雑誌社にしては早すぎるし…


と、包みを引っくり返して、心臓がドキッと音をたてる。


それは例の週刊誌を発刊している出版社からだった。
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