メルラバ
だけど今のこの現状は違う。


私に向けられる嫉妬や憎悪、そんなものに立ち向っていけない。


何故ならそこに未来がないからだ。


秋が私を好きになる、秋が私の恋人になる、そんな未来は本当の夢で、それに縋って今のこの現状に耐えられるほど、私は強くない。

なんだったら後悔してるくらいだもの。
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