メルラバ

もう、やめだ。


部屋に篭城するのも、一人でメソメソ泣くのも、バカみたいにネガティブになって、まだ起こりもしない未来に震えて膝を抱えるのも。


全部やめ。

ばっかばかしい。
ほんとに昨日までの自分がばかばかしい。


だって、私がマスコミや記者に絶対に追われない、絶対の平穏を手にするためには、秋のことを諦めなければいけない。

もう二度と秋には会わないと、そう決めなければ絶対の平穏は訪れない。