メルラバ
こんな時、これが恋愛小説ならば、ヒロインはどうするのだろう。


ヒロインは25歳で今まで恋をしたことがない。

そんなヒロインの元に届いた1通の間違いメール。

彼女はその相手に恋をする。

彼に会う前に彼の心だけを好きになってしまう。

そして彼が会いたいと言いだしたら…?


さあ、どうするか。


いや、いやいやいや。

この場合、小説だもん。

絶対に相手は格好良くって、ヒロインの好みのタイプで、彼女は彼の全部に恋をすると決まってる。

例えちょっとくらい見た目が好みじゃなくても、ヒロインは恋に落ちてしまうんだ。

恋愛小説だもん。
恋に落ちなきゃ始まらない。
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