メルラバ
世間はすっかり私と秋のことなんて忘れ去っているし、記者だって私と秋の恋の進展を見限った様子だ。

だから障害らしい障害は何もない。

会いに行きたければ会いに行けばいいのだ。


でも何故かそれが出来ない。


会えないと知ると死ぬほど会いたがったくせに、いざ、いつでも会えるとなると会いたくないと思う自分がいる。
< 389 / 518 >

この作品をシェア

pagetop