メルラバ
この世界には何万何億っていう男女がいて、その中で1人と1人が巡り合って、おんなじ気持ちになるなんて奇跡としか言いようがない。


その奇跡が私に訪れた。

こんな、どうしようもない私に。


今さらながら、秋は私なんかの何がいいんだろうと思う。

美人でもなければ、さして可愛くもない。

特別な『何か』なんて何もない。
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