メルラバ
部屋につくまでの間、ずっとそのメールを見ながら考えていた。

この薄い胸を占める、嬉しいような、それでいて切ないような気持ちを、なんと呼べばいいのか。


考えて
考えて
探して
探して

ようやく見つけた言葉。

そうだ。

きっと、こういう気持ちを





愛しいって呼ぶんだ、と。
< 478 / 518 >

この作品をシェア

pagetop