メルラバ
Sub 2 : 【返信】

ごめんなさい

「確かに。ありがとうございました」


なんとか締め切りには間に合ったものの、さすがに3日続けての徹夜はキツイ。

原稿を抱えて出て行く担当さんを見送ったあと、私は糸の切れた操り人形のようにベッドに崩れ落ちた。


どれくらい眠っただろうか。


目が覚めると部屋は真っ暗で、ひどく喉が乾いていた。

乾燥しきって潤いの欠片もない目を右手で乱暴に擦り、ベッドサイドにある時計を見ると午後の9時過ぎだった。

半日近く寝ていたことになる。

のっそりと身体を起こし、寝癖だらけの髪に指を突っ込む。

なにをすべきか少し考えて、とりあえずなにか飲もうとキッチンに向かった。
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