「う~み~!」


ようやく着いたプライベートビーチ。

普段行く日本の海水浴場と比べると断然狭い。

その分場所取りも必要ないくらいに人がいない。


姉弟は早くも波打ち際まで行き、足を濡らしている。

小さな湾になっているため、波は穏やかで、ぱちゃぱちゃと水しぶきをあげる姉弟の音がよく聞こえる。


姉弟は2人だけの世界を作っていた。




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