悪魔の嘘
知らない声

そこは広くて、土の匂いがした。

段ボールを敷いて、空を見ていた。

ここは私の逃げ場・・・

最近は来ることなかったのになぁ

こんなに気持ちは落ち着いてるのに。

おかしいな。ほほに冷たい何かが落ちていく

目の前が潤む

泣いてるの?かな・・・私

「ふふっ」声が漏れた

泣きながら笑うって相当おかしいよね

それくらいおかしくなっちゃった。。。

「あなたにーあなたにー伝えたくなった それでもつたえられないから

あなたのせいじゃない まだ言えないことも 言えなかったことも

そばにいたかった それも無理ならば 散ってよかった ありがとう」

後ろから声が急に聞こえた全然聞いたことない歌なのに、声は懐かしかった

「だれ?」

名前をききたかったのに

かえってきたのは羽根の

キーホルダーと「がんばれよ」の一言

私はなにもいえず呆然としていた

これが私達のきっかけ





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