校舎裏には秘密がある
「根本、入るぞ」
「あ、うん」
俺は急いで中に入った。
ゲーセンは予想外に大きい音がし、頭が痛くなりそうだった。
しかし見たことない道具が沢山あり、ワクワクする方の気持ちが勝ち、俺は原木君達と遊び始めた。
「俺が一番好きなのはメダルゲームだ」
原木君は俺の手を引っ張り、メダルコーナーへと連れていかれた。
始めは訳が分からずメダルをしていたが、ハマるとかなり楽しい。
俺はいつの間にか、メダルゲームの虜になっていた。
「よし、この辺にして、最後にプリクラ撮るか。プリクラは知ってるか?」
「流石にそれは知ってるよ。よくテレビで聞くし」
「そうか」
原木君はアハハッと笑った。
俺達はメダルを預け、女子が待っているプリクラコーナーへと急いだ。