わたしの溺愛王子さま?!



そこには


もうすでに


美亜の母親らしき

人が手を合わせていて


俺たちに気づいたらしく

こっちに近づいてきた


「あら、来たのね

あなたは彼氏かしら?

来てくれてありがとう」

そう笑った笑顔は

どこか美亜に似ていた

そして美亜は

墓の前で一生懸命

手を合わせていた

「あなたは

あの子の事

全部聞いたのね」
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