オレ様なカレと私の恋の事情
~翔梧side~

彩良は、ホントに衛のこと、

好きなんだな。


オレの気持ちなんて、

これっぽちも気づいてない。


…当たり前か。


意地悪ばっかりしてんだから。


「彩良」

「ん?なに?」

「明日の朝も、迎えに行ってやるから、

家の前で、待ってろよ?」


「いいの?」

「しょうがないだろ。

オレにも、少しは責任あるし」

「・・わかった」

家の前で、彩良を下ろした。

そして、いなくなったのを確認すると、

衛に電話した。
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