恋のつぼみ
ハナミズキ
≪ゆうSide≫
「はあああ・・・」
大嫌いな数学の時間、私は先生にばれないように隠れてため息をこぼす
どうして、私から・・・?
昼休み、仲良しのいつものメンバーで集まって、いつものように解決策がない恋愛相談をしながらお弁当を食べていた
悩んでいたってしかたないって誰もが思っていた
だから、めい提案のあみだくじで『当たって砕ける順』を決めたのだ
でも、よりによって私は・・・
1番を引いてしまったのだ
これから待つ、告白に私の心は堪えれるのだろうか・・・
ただでさえ、あの人の前に立つと緊張とドキドキでうまく喋れないのに・・
「はああああ・・・」
「こら、そこ!真面目に授業を聞けっ!」
本日2回目のため息は先生に見つかり、クラスメイトに一世に注目される
その中には、仲良しのメンバーも
事情を知っている、3人は目力強く私を見てくる
3人のためにも、私は逃げられない
今日、私は告白する