天空のエトランゼ〜哀しみの饗宴(魔獣因子編)〜
第15話 差々
シトシト…と雨が降っていた。
赤い雨。
いや、違うな。
あの日は、雨だったけども…。
今は、違うな。
見上げた空を見つめながら…頬に涙が流れた。
それは、悲しいからではなく、
嬉しいからだ。
今の自分を悪魔というなら、そう呼べばいい。
今なら、少しはわかる。
残虐な犯罪者の気持ちが…
許されなくても、満たされている。
今の自分は…。
後悔はない。
いや、どうして…後悔なんかしなければいけないのだ。
この世界で、どうして
後悔が必要なんだ。
赤い雨。
いや、違うな。
あの日は、雨だったけども…。
今は、違うな。
見上げた空を見つめながら…頬に涙が流れた。
それは、悲しいからではなく、
嬉しいからだ。
今の自分を悪魔というなら、そう呼べばいい。
今なら、少しはわかる。
残虐な犯罪者の気持ちが…
許されなくても、満たされている。
今の自分は…。
後悔はない。
いや、どうして…後悔なんかしなければいけないのだ。
この世界で、どうして
後悔が必要なんだ。