GEDOU―樹守る貴公子―
あとがき
ここまで読んでくださった皆様、ありがとうございます!
正直駄文だったので心配でしたが・・・読者様が読んでくれることが動力源でした。
この物語のテーマは、そのまんまの『外道』、つまり悪役。
自分としても天冥は決して「正義」と言える人ではないと思います。
もともと優しかった人間が、人間の手によって外道に変わったという事です。
それでも、人の心を忘れない、むしろ人間の心の冷たさをよく知っているからこそ、人間の温かみをよく知ってる人。
小説を見てると、妖怪退治だけをする正義の陰陽師と、人を傷付ける悪の陰陽師がいるので、私はあえてどちらでもない陰陽師にしました。
一方で、明道はこれでもかと言うほどの正義ですが。
見習いたい父親の見本です(笑
天冥の持っている布袋、結局あれの中身はなんだろう・・・って人は居ると思います。
中身は明かせませんが、それが天冥の心を凪いでいたのは間違いないですけれども。
でも、天冥には私としては見習いたいところが沢山ありますね、いろいろ。
この物語が、誰かの心に残ってくれていると、嬉しいです。
読んでくれて、ありがとうございました!