ファンタスティック·レボルバー
***
「二条の家ってどこ?」
校門を出た所で立ち止まった柴本くんが、いきなりこっちを振り返った。
「駅まで歩いて、電車の4つ目の駅で降りて、その後少し歩く辺り。近くに、うずまき公園とかあるの」
「え、うずまき公園!? それ、僕の家も近くだよ」
「本当?」
「うん。すごい偶然だね」
柴本くんはそう言って、にこっと笑った。
黒くて短い、さらさらした髪。
日に焼けた、健康そうな肌。
切れ長の、鋭くて、でも優しい瞳。
180センチくらいある身長。
適度に引き締まった筋肉。
その全てが、眩しく見える。
太陽に気に入られてるんだな……。
そこまで考えてから柴本くんに嫉妬してしまった自分に、少し苦笑いをした。
「ところでさ、あの、少し聞きにくいんだけど……」
「何?」
「二条って倉持と付き合ってるの……?」
いきなりそう切り出した柴本くんに、私は大きく目を見開いた。
校門を出た所で立ち止まった柴本くんが、いきなりこっちを振り返った。
「駅まで歩いて、電車の4つ目の駅で降りて、その後少し歩く辺り。近くに、うずまき公園とかあるの」
「え、うずまき公園!? それ、僕の家も近くだよ」
「本当?」
「うん。すごい偶然だね」
柴本くんはそう言って、にこっと笑った。
黒くて短い、さらさらした髪。
日に焼けた、健康そうな肌。
切れ長の、鋭くて、でも優しい瞳。
180センチくらいある身長。
適度に引き締まった筋肉。
その全てが、眩しく見える。
太陽に気に入られてるんだな……。
そこまで考えてから柴本くんに嫉妬してしまった自分に、少し苦笑いをした。
「ところでさ、あの、少し聞きにくいんだけど……」
「何?」
「二条って倉持と付き合ってるの……?」
いきなりそう切り出した柴本くんに、私は大きく目を見開いた。