ファンタスティック·レボルバーのレビュー一覧
主人公、幸香ちゃんは、あまり感情を出さないので、物語は淡々とした落ち着いた語りで進んでいきます。 なのに、ぐっと引き寄せられていって、数ページ読んだだけで、幸香ちゃんに完全に感情移入。 ギュって苦しくなったり、ホっと嬉しくなったり。 気づいたら、あっという間にラストでした。 たった29ページ。 なのに、読後には長編を読んだような、 幸香ちゃんと柴本くんを、ずいぶん長い間見てきたような、そんな気分でした。 不思議な、そして、あたたかく爽やかな読後。 幸香ちゃんの、嫌みのないとぼけ具合。柴本くんの絶対的な存在感。 ぜひ、体感してみてください。 オススメです!
ファンタスティック・レボルバー。 一度は口にしてみたい、イカしたセリフ。その正体を知りたい方は、是非、学生時代の理科室に戻って下さい。 響きだけじゃない、青くて眩しい、恋の始まりも一緒にどうぞ♪
片や太陽の下で、健康に汗を流し、部活に勤しむ彼…と、 片や火の当たらない理科室で、双眼鏡に触れながら、いつも窓の外を眺めていた彼女。 一見みると対照的な二人。 しかし、二人がその心に携えていたリボルバーは、しっかりとお互いにピントを合わせていた。 可憐で、ストイックな恋愛。結菜さんの作品が大好きになりました。
顕微鏡、レボルバー。 恋愛小説には、ほとんど使われることのないものだと思います。 それをあえて題材にして、こんなにも生かせている素晴らしい作品でした。 短編なのに、それを感じさせないような 不思議な魅力がありました(^q^) オススメです!
陰の中で生きる主人公と、光の下で生きる男子生徒。 二人は、正反対な道を歩んで生きてきた。 お互いを遠くからでしか見れない関係に、愛おしく思う。 ひとつ、ひとつの言葉が、このストーリーを鮮やかに彩る。 そして、レボルバーというキーワードも絶品。 短編なのに、長編を読んでいるような気がするのは、なぜだろう。 『ファンタスティック・レボルバー』 ぜひ。
明るい光が見れない少女。 そんな彼女が好きな顕微鏡は、一体何を見ていたのだろうか。 顕微鏡・成長・恋愛 このみっつが綺麗に絡まった、素敵なストーリーです。 短いながらも色んなことを教えてくれ、爽やかな印象を与えてくれます。 タイトルが不思議ですが、終盤から徐々に納得。 顕微鏡をストーリーの軸に持ってきたのは上手いと素直に思ったし、その発想に憧れを抱きます。 さりげない優しさと爽やかな風に包まれた作品。 私はこういうの大好きです。
ずいぶん、ずいぶんずいぶん前に読んだんですよ、この作品。 たしかまだ数人しか読んでないくらいのPVの、レビューの一本もない時に。 で、読み終わった当初からずっとレビューを書きたいレビューを書きたいと思ってて…… けれどお気に入り過ぎて、感想すら書きにいけず、いや、もう、なんて言っていいのか。 つまり紅 憐はこの作品が大好きです!それでいいじゃないかっ!! 星!?五個でも六個でも七個でもつけちゃう! それくらい紅 憐がおすすめします! いや、私が言ったって大したこたぁないですが、でも、私のイチオシ!! さあ、アナタもぜひ読んで! あれこれ宣伝文句やレビュー文を考えるより、率直におすすめしますから!