初恋ストロベリー
お互いに、同じ動作をしている事に気づき
クスッと笑って近寄る。

「はじめまして、1年C組の佐々木真衣です 宜しくね」

C組?あたしと同じじゃん。こんな可愛い子いたんだあ。
あ、そういえばなんか教室の近くで見た様な・・・。

「あたしも、C組だよ 杉山美咲 宜しくね」

学校まで、ずっと話してアドレスも交換した。

「へぇ、附属中から来たんだ!凄いねー あたしなんて普通の公立だったから
この学校凄い難しく感じて・・・勉強すっごい頑張ったよ 今では笑って言えるけどね」

ボブの髪に少しパーマがかかっていて、可愛い髪の毛をくるくる指で触りながら
照れた様に話す。

「附属の下の方だったよ、アハハ ねぇ、この学校ってホントよくない?」

「うん、あたしもそう思う~!すっごい、この学校いいもん うちの親が言ってたけど
勉強できる学校程校則が甘いって だって制服とかほぼ自由に近いもんね」

そう、この学校は本当に校則がゆるい。

だからと言ってヤンキーばっかりの

落ちこぼれた学校とは程遠い。

たとえば、制服は一応あるけどスカートはきちんと制服として売ってあれば

どこのブランドでもいいし、赤いチェックでも黒の

普通のスカートでもどっちでもいい。

見た目が制服なら、なんでもいいって事。

シャツもピンクとか着ていいしセーターも
もちろん、自由。

真衣は、気さくで明るくて相性がとてもあった。

楽しく話しているうちにあっという間に学校についた。






C組の教室に真衣と入って席まで行くと・・・。

「やっぱり、見たことあるなぁって思ったんだよね 席隣だったね」

真衣とは、席が隣だった。

「ホント!うちらの奇跡じゃん、アハハ」

授業がはじまるまでも、ずっと話して笑いが絶えなった
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