初恋ストロベリー
そして、屋上へ階段を上がった。
ここでお昼ご飯を食べたりする
生徒がいるからPTAが安全策を
設けてここへの出入りは簡単にできる。
ドアを開けると、一面綺麗な景色が
広がった。
「うわぁ、綺麗・・・川がきらきらしてる」
思わず、景色に見とれてしまった。
「お客さん?」
「うわっ!!!」
完全に先輩を探しに来た事を忘れて
興奮してたあ・・・。
「ってか、すぎ・・・みさ・・?」
「は?杉山美咲ですぅ!!」
略しすぎだし!
心の中でつっこんだ。
「あ、あー 何してんの?授業終わったんじゃね?」
あんたこそ何やってんのよ。
あ、あんた禁止だったわ。笑
「て、テストが・・・悪くて!気晴らしに・・・」
あっ、バカ!事実だけど、先輩に言ったら
こいつバカって思われちゃうじゃん。
「ふーん」
先輩?なんか、俺もみたいな顔してません!?
「せ、先輩は この間のテストどうでした?」
「満点」
え・・・。
先輩頭良かったんだ。
アハハ…バカなあたし。