初恋ストロベリー

「携帯アドレス」

先輩・・・じゃなくて、淳平は

携帯を取り出し、赤外線を送ってくれた。

「デート明日だから、メールとか電話して」

「うん・・・!!」

こんなクールにかっこよく言えるあなたは

素晴らしいね。

こんな風に、とんとん拍子にいっちゃったから

ダメだったのかな。

このころに戻りたいよ・・・。


部活を休み、家に走るように帰るとメールをした。

「淳平・・・へ♪
 付き合ってくれてありがとう(*^_^*)デート楽しみ
 にしてるね☆ 電話してくださいねー」

手に汗をかきながら、打ったメールを送った。

すぐに返事が来て

「プリクラ撮ろう、電話夜するから。
 康揮と、絡むなよ 自慢してやるしw」

あたしを殺す気ー!?笑

羨ましいよね。きっと皆。

付き合い初めて2時間で、こんな事言われた。

ヤバいよお!

どうか、良い恋になりますように!

この頃は思った。

そして、真衣の恋も実りますように・・・。
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