初恋ストロベリー

だってさー。

別に二人で買いに行く必要

無いじゃん。

「服とかわかんないからさ
俺は男だから」

えっ、、、

ちょ、ちょっと待って下さいー!?

これってよく物語で出てくる

パターンじゃない??

あたしのただの勘違い!?

「夏物の洋服ほしいって言ってたから」

待ってよぉー。

ウソでしょ!?

「ご、ごめん 淳平」

泣きそう、、、

嫌だ、涙出ないで!

あたしが悪いのにぃ、、、泣かないでっ。

「ちょ、泣くかよ」

苦笑いの淳平の顔が涙でゆがんで見えた。

「大好きだよ」

淳平は照れ臭く笑い、道を歩き出した。

大きな体、その大きな手に私は想いを寄せた。
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