初恋ストロベリー

sizumi:mariya

「違う、彼女の」

この言葉を淳平から聞いた時

イラってなった。

お姉ちゃん、、、愛莉の事忘れたの?

お姉ちゃんだなんて、いまさら言える様な

人じゃないけど。

勝手に、死んだのが悪いんだし。

親からも溺愛されて、愛莉なんて名前。

やっと私の番が来たの。

それには喜んだけど。

「一年の杉山美咲」

この言葉を聞いた時は、前の言葉を聞いた時

以上にムカついたし、悲しくなった。

あの子と淳平が恋人だなんて。

あり得ない。

私、イヤだけど愛莉には似てるし

淳平とこのまま、仲良い友達をやっていけば

あたしの物になれるんじゃないかって

思ってたのに、、、

だって、愛莉は死んだ。あたしの番がやってきたんだから。


美咲ちゃん、あの子。

生意気、、、何にも知らないガキに淳平を

渡さないっつーの。
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