女王様のため息
週末、私と司、二人とも予定がない時にはよく夕飯を食べに出かけている。
お互い一人暮らしなせいか、どちらからかのメールや電話で予定を確認して
『じゃ、30分後に迎えにいく』
というあっさりとしたやり取りで、飲みに行ったり食事に行ったり。
観たい映画がある時には映画館で待ち合わせってこともあるし、成り行き任せの当日決定という付き合い方は、妙に居心地がよかった。
司の彼女は美容師で、土日が休みではないらしく、私と出かけても特に問題がないらしい。
それでも、彼女がいる男性と、それも自分が想いを寄せている男性と二人で出かける事に抵抗もある。
司は彼女のものなのに、私が隣を歩いてもいいんだろうかと、出かける度に心は痛むけれど、そんな気持ち以上に司と一緒にいられる時間の誘惑に逆らえない。
入社してすぐから続くこの関係は、以前は私達以外の同期も含まれていたけれど、それぞれに結婚したり、恋人ができたり、転勤してしまったりと距離ができてしまった。
そして、今では二人で出かける事が当たり前になった。
それでも、私の中に巣食う司の彼女への罪悪感は消えることはなく今に至っている。
お互い一人暮らしなせいか、どちらからかのメールや電話で予定を確認して
『じゃ、30分後に迎えにいく』
というあっさりとしたやり取りで、飲みに行ったり食事に行ったり。
観たい映画がある時には映画館で待ち合わせってこともあるし、成り行き任せの当日決定という付き合い方は、妙に居心地がよかった。
司の彼女は美容師で、土日が休みではないらしく、私と出かけても特に問題がないらしい。
それでも、彼女がいる男性と、それも自分が想いを寄せている男性と二人で出かける事に抵抗もある。
司は彼女のものなのに、私が隣を歩いてもいいんだろうかと、出かける度に心は痛むけれど、そんな気持ち以上に司と一緒にいられる時間の誘惑に逆らえない。
入社してすぐから続くこの関係は、以前は私達以外の同期も含まれていたけれど、それぞれに結婚したり、恋人ができたり、転勤してしまったりと距離ができてしまった。
そして、今では二人で出かける事が当たり前になった。
それでも、私の中に巣食う司の彼女への罪悪感は消えることはなく今に至っている。