ハーブの魔法～一杯のお茶が幸せを運ぶ～

・玉露とかぶせ茶

玉露は、煎茶や番茶とは作り方がちょっと違います。

新芽が出て来た時に、黒い布や棚で覆い陽の光が当たらないようにして栽培されます。
かぶせ茶というのも、その名の通り！
お茶の木に布や藁などを被せ、太陽の光が当たらないようにして作られます。

このように直射日光が当たらないように育てると、薄い柔らかい葉が育ち渋みが少ない、うま味たっぷりの優しい お茶が出来上がります。

「玉露」と「かぶせ茶」は、大事に手間暇をかけて育てられた、言ってみればお茶界箱入り娘！？なので、お値段も高い上級茶です。

そんなお茶界のお嬢様「玉露」や「かぶせ茶」の美味しい淹れ方は、上級煎茶よりもさらに低い温度でゆっくりと。

お湯は５０〜６０度くらいが適温です。口に含んだ時に“熱い！”と感じる温度では、まだ高温過ぎます。
感覚なので難しいですが“あたたかいぬるめの湯”と感じるくらいがちょうど良い温度です。

そして２分～２分半ゆっくりと待つことで、玉露独特のとろっとした、まろやかさとあまみを味わうことができます。