俺が初恋??それってどうなの??
そんな俺の願いも時間とともに無意味なものになる。



「優人~。今日も来ちゃったぁ♪今日はねぇ、あたしの友達連れて来たよ~ん♪」



若い女の客が店に入ってきた。



「うわぁ!この人が噂の店長??めっちゃイケメンじゃん♪」




片方の女が目を見開くようにこっちを見て言う。



女から店内に広がる、鼻を突く、強い香水の香り。



ったく・・・・・趣味悪・・・・・。



気分悪くなりそうだな・・・・・。



「いらっしゃいませ。店長の黒崎です。宜しくお願いします」



そんな思いとは別に最高の営業スマイルをくれてやった俺。



そう、仕事、仕事。

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