【企画】御伽噺の神様による、御伽噺改造(?)計画!
計画その1 御伽噺の神様の憂鬱
----チュン、チュン
----キャハハハ!
のどかな鳥の鳴き声に、プリンセス達の笑い声......。
そう、ここは誰もが愛する御伽噺の国なのです。
幸せなプリンセス達が笑っている一方で、御伽噺の国の神様は今日も雲の上で文句を言っていたのでした。
「嗚呼つまらない!!何で御伽噺はこんなにもつまらないんだ!!皆ハッピーエンドばかりで!」
そんな神様に仕えている天使の一人が呟きました。
「神様、人魚姫はハッピーエンドじゃないですよ。まだ独身だからって、ひがむのは止めてください」
「うるっさい!!!!余計なお世話だ!第一、お前も独身だろう!!」
神様の問いかけに天使は何も答えませんでした。
「もう神様!文句言ってないで、御伽噺の国を見ていてくださいよ!!」
と、これは別の天使が一言。
御伽噺の神様の役目は唯一つ。
"御伽噺の世界を見守ること"
これさえやれば神様の役目を勤めることが出来るのです。