【企画】御伽噺の神様による、御伽噺改造(?)計画!



----あれから、たぶん1時間後。



「神様~!連れてきましたよ。...って!!何やってんですか!?」


天使達が1時間もかけて少女を連れてきたのに、神様はと言うと......。


「ムシャムシャ...。やぁ、お前達。遅かったな」


呑気にお菓子を食べていました。


「神様、酷いですよ!!僕達が一生懸命行っている間に...」


「たかが少女1人を連れてくるだけだろ」


「そう簡単に言いますけどね~」


天使が神様に文句を言っていると、今までずっと黙っていた(というか、存在が無かった)少女が言葉を発した。


「まぁ~!!ここが御伽噺の国!?何て素晴らしいところなの~!

......あら?もしかして、あなたが神様?」


少女がそう問いかけると、答えを言う暇も無く神様の前に立った。


「え?あ、まぁそうだが」


「凄い!!神様が私達に御伽噺を見せてくださっているのね!!」


少女は、目をキラキラさせながら神様を見つめました。


神様は、そんな少女のテンションに着いていけなくなり、タジろいていました。


「落ち着け!まずは、お前の名前を聞こうとしよう。お前の名は何だ?」


「私の名前は千尋(チヒロ)!遠山千尋!」


「千尋か。分かった。では、質問するぞ。

お前は、御伽噺の中でも【かぐや姫】が一番好きか?」


神様は少女、もとい千尋に名前を聞いた後質問をしました。


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