蜜柑の神様【企画】
変態は、ジーパンからスマホを出して目を見開いた。


ちゅーかスマホって…近代的な神様やなぁ!!


「そろそろ俺様の世界に戻らないと、後がめんどくさくなる。なんてったって神様だからな☆」


もうツッコム気にならんわ。


「ほぉ~、帰るんか」


「うん。寂しい?」


「そないわけあるかいな。とっとと帰れや」


手でシッシッと払う仕草をすると、変態はため息をついて浮かんだ。


「んじゃ帰るねー」


「へいへい」


天井ギリギリまで飛んで、そいつは俺を見下ろして言った。


「じゃあね」


…折角だから言ってやるわ。






「じゃあな、蜜柑の神様」




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