蜜柑の神様【企画】
「…そない事あるかいな!神様?何アホな事ゆーとんねん!ホンマあり得んわ!!」


しかも蜜柑!?


せめてアポロンとかクロノスとか言えや!見え見えの嘘やん!!


「ムッ、俺様は神様なんだぞ。蜜柑に関する事なら何でも出来るんだからな」


「ほな今ここに100個の蜜柑出してみぃ」


俺がそう言うと、男は目を瞑って何ぞ囁いた。


神様だか何だか知らんけど、無理やろ。


出来たら神様だか何だか認めたるわ。


急に瞑ってた目をバチッと開けた男。


「…あれ?」


そう呟いて顔面蒼白しよった。


「出来へんのか?やっぱ嘘やん!」


ドヤ顔で男を見ると、男はいきなり宙に浮いた


う、浮いたやとぉぉおおーーー!?


「チミ、逃げた方がいいよ」
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