私の帰る場所
私の母はいつもいきなりだ。

『………』

7歳の私は理解できてないのにね……

「龍ちゃん!!」

母は人目も気にせず叫んだ。
レストラン内で……
皆がこちらをみている。
私が恥ずかしいよ……

「その呼び方、止めてくれっていっただろう……」

焦り気味でこっちにきた男―――

「いいじゃない。改めて、紹介するわね。」

胸がざわついて――

「中川龍太郎……遥の新しいお父さんよ。」

心臓がドキドキして――

「よろしくね。遥ちゃん。」

ときめいた――

これが私のハツコイ。
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