私の帰る場所
この人は死んだ母と同じように私を愛してくれる?

この人も私をおいて行っちゃうのかな……

私は龍太郎を見た
綺麗な横顔―――

この人から――
離れたくない―――

だから、私は誓った――
何でかはわからなかった――

でも……
私はこの人を悲しませたくなかった……



『わ……私はお父さんの前から……いなくならないから……』

精一杯の台詞――
隣にいる龍太郎は目を丸くしている……

『だから……』

どこにも行かないで……
と言おうとした……

でも気づいたら……
龍太郎の腕の中にいて……
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