小さな宝物
『でもよ~その木村ってヤツほんとにいんの?』
お兄ちゃんはコーヒーを飲みながら言う。
電車での出来事は家族みんな知ってるんだ!あの日、帰って速効喋っちゃった!
『ほぇ?なんで?いるよ~!』
あたしは不思議な顔でお兄ちゃんを見ながら言う。
『だってさ!あおいが助けてもらったの去年ぢゃん?』
『そぉだけど…?』
『卒業してる可能性だってあるぢゃん』
……え………?
『はぁ~?あおいそんな事くらいピンとこいよ』
お兄ちゃんは固まったあたしに呆れたように言う。
そうだ…
そうだよっ!
あの時3年生だったら確実に卒業してんぢゃん!
あたしってバカ…
あたしってアホ…
なんてこと!?
もぉ逢えない…?
パンを食べる手が止まり、深刻な顔して黙ってるあたしに、お兄ちゃんは更に追い討ちをたてる。
『あおい頑張った意味ねぇぢゃん』
グサッ
お兄ちゃん痛いです。
しまった!?
あたし何にも考えてなかった!
今日からルンルンなはずだったのに…
桜散るの速過ぎ!
『最悪ぅ…』
やっとの思いで出た言葉。
『なんだよ~ホントの事ぢゃん?』
お兄ちゃんはそんなあたしを見ながら朝食を食べてる。
こんな始まりであたしの高校生活って大丈夫?
『でも卒業してない可能性だってあるでしょ?まだ諦めちゃダメよ!』
台所で食器を洗いながらお母さんが言う。
そうだよね!
まだ決まったわけぢゃない!
うん!元気出た!
『お母さんありがとぉ!さすがお兄ちゃんより生きてるだけある!元気出たよ~!んぢゃ行って来ます♪』
あたしは元気よく家を出た。
あたしってば単純。
お兄ちゃんはコーヒーを飲みながら言う。
電車での出来事は家族みんな知ってるんだ!あの日、帰って速効喋っちゃった!
『ほぇ?なんで?いるよ~!』
あたしは不思議な顔でお兄ちゃんを見ながら言う。
『だってさ!あおいが助けてもらったの去年ぢゃん?』
『そぉだけど…?』
『卒業してる可能性だってあるぢゃん』
……え………?
『はぁ~?あおいそんな事くらいピンとこいよ』
お兄ちゃんは固まったあたしに呆れたように言う。
そうだ…
そうだよっ!
あの時3年生だったら確実に卒業してんぢゃん!
あたしってバカ…
あたしってアホ…
なんてこと!?
もぉ逢えない…?
パンを食べる手が止まり、深刻な顔して黙ってるあたしに、お兄ちゃんは更に追い討ちをたてる。
『あおい頑張った意味ねぇぢゃん』
グサッ
お兄ちゃん痛いです。
しまった!?
あたし何にも考えてなかった!
今日からルンルンなはずだったのに…
桜散るの速過ぎ!
『最悪ぅ…』
やっとの思いで出た言葉。
『なんだよ~ホントの事ぢゃん?』
お兄ちゃんはそんなあたしを見ながら朝食を食べてる。
こんな始まりであたしの高校生活って大丈夫?
『でも卒業してない可能性だってあるでしょ?まだ諦めちゃダメよ!』
台所で食器を洗いながらお母さんが言う。
そうだよね!
まだ決まったわけぢゃない!
うん!元気出た!
『お母さんありがとぉ!さすがお兄ちゃんより生きてるだけある!元気出たよ~!んぢゃ行って来ます♪』
あたしは元気よく家を出た。
あたしってば単純。