神と天使とmission~世界を敵にまわしても~
そうこう考えているうちに、住宅地にポツンとある公園があった。
こんな公園は…確かなかったよな…
道を間違えたのかと思ったが、一年間通っている私が今更通学路を間違はずもない。
本当に今日の私は一体どうしたのだろうか…
疲れているにしてはな…
ふと公園を見る。
誰もいない。
聞こえるのはザァーっとざわめく葉の音。
春の予感を告げる桜は、はらはらと音とともに散っていく。
ザァー…
やけに静かだ。逆に気持ち悪い。
生暖かい風が私の頬を伝う。
まるで“何か”に誘うかのように…
私を導こうと…
ザァー…