神と天使とmission~世界を敵にまわしても~
幻…だよね?
そう思って何度も公園の辺りを見回した。
でもはっきりと脳裏に焼きついたままの少女は離れない。
あんな子…いたっけ?
もしかして私がさっき思い出そうとしてたあの子?
まさかね。
半信半疑で公園の中へと足を踏み入れた。
ギーギーと風に押されてブランコの音が鳴り響く。
誰もいないのに、子供がはしゃぐ声が聞こえる気がする。
公園のまん中まで来て、立ち止まるやいなやまた辺りを見回した。
《クスクス…》
「だっ誰!?」
確かに今女の子の声がした。
もう一度耳を澄ます。
だが、さっきの声は聞こえない。
「誰かいる。」
そう思った時…