神と天使とmission~世界を敵にまわしても~
「ウフフ。」
「ッ…!!」
後ろには誰もいないはずだった滑り台の上に1人の少女が立っていた。
「いつの間に…!?」
とても綺麗な美少女だった。
華奢な体つきで、小柄。
美しい金髪で目の色は透きとおった青色。
ビーダマの様に輝くその目に吸い込まれそうになる。
一言で言えば
“フランス人形”
上品な唇の口角を引き上げ、不気味に笑うその少女は
どこか冷たく、時たま悲しそうな目をする。
不気味に青色の目が輝る。
私は少女から目が離せなくてお互い見つめ会う形になった。
「ねぇ…あなたはどこから来たの?外国?ここら辺の人?」
「…」
何も答えない。