私がダメな理由
第一章
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親の言うことは何でも聞いてきたつもりだった。
勉強だって学年で上位を保ってきたし、家事だってやってきた。
なのになんで?
「あの子は本当に家の恥だわ」
いい間違いだと言ってほしかった。
扉の向こうで聞こえる父と母の会話。
17年間やってきたことをすべて否定されたようで・・
親と仲がいい、私は勝手にそう思って生きてきたんだ。
親と私の繋がれる唯一のものはお互いK-POPのファンだったってこと。