【短】時を超えても愛してる 上
目を開けると桜の木の下にいた。

「・・・帰ってきたのね・・・・・」

目を閉じて私は静かに涙を流す。

土方さんはきっと、驚いているだろうな。

急にいなくなったんだから。

私はその場にうずくまる。

こんな気持ち、二度と巡り合えない。

「・・・・そうだ。」

あなたとの思い出を、みんなと過ごした日々を文字で残そう。

・・・・大好きなこの気持ちを思い出、時間に埋もれさせないように。

そして私は執筆を始めた。

だけど、なかなか描けなかった。

だって思い出すと泣いてしまうから。

そして、やっとの思いで小説を書きあげた。

2年かかったけど。

貴方とのおもい出を描きました。
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