【短】時を超えても愛してる 上
きっかけは実家の神社にあった書物。

あのときのまさか時を飛ぶなんて思わなかった。

そして、あなたに逢うなんて・・・・

私が書物整理をしていると血のついた書物が出てきた。

「うげえ・・・血がついてるよ・・・・ん?なんか書いてある・・・・えっと・・・」

私は必死に読もうとする。

だけど字が薄くて読めなかった。

「だめだ、読めない・・・・ん?」

私は微かに読めそうな文字を見つける。

「我を導く汝にこの運命を託そう・・・?なにこれ?」

不思議な文字だなあと思っていると体が、周りが光る。

「ええっ!!」

気が付くとそこは倉庫ではなく、桜の木の下だった。

「うわあ・・・・見事な桜・・・・ってここは?」

私はきょろきょろと見渡す。

「わかんない・・・」

途方に暮れていると後ろに気配を感じ、ふりかける。

それがあなたとの出会いでした。
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