《短編》家出日和
ミシッとベッドのスプリングが軋んだ瞬間、体が反転した。
目を見開いたあたしに、俊ちゃんがキスを落として。
ゆっくりと唇を離す俊ちゃんと、視線が絡む。
あたしを上から見下ろした俊ちゃんは、フッと伏し目がちに笑って。
瞬間にあたしは、いつものように顔を背けて視線を外した。
『俺のなんだから触らせんなよ。』
「―――ッ!」
瞬間、耳元でささやかれた声に唇を噛み締めて。
俊ちゃんの瞳を睨み付けた。
「勘違いしないで。」
『―――ッ!』
その瞬間、俊ちゃんはあたしを睨み付けて。
『お前こそ、勘違いしてんじゃねぇよ。』
「―――ィ!!」
ひどく冷たい言葉と共に、肩を鷲掴みにされて。
思わず苦痛に顔が歪むあたしに俊ちゃんは、首筋を下から舐め上げた。
ビクッとしたあたしを見て、ハッと笑う声が上から降ってくる。
『…余計なこと言わなきゃ優しくしてやったのに。』
「―――ャ!」
あたしの口内に舌を強引に捻じ込んでそのまま、むさぼるように絡める。
ずらされた下着の隙間を縫って、俊ちゃんの大きな手があたしの内股を撫でて。
瞬間に、卑猥な音が部屋に響く。
『濡れすぎ。』
「―――ッ!」
そう呟いた瞬間、俊ちゃん自身が押し入ってきた。
意識とは別に与えられる快感に、押し殺していても声が漏れて。
目を見開いたあたしに、俊ちゃんがキスを落として。
ゆっくりと唇を離す俊ちゃんと、視線が絡む。
あたしを上から見下ろした俊ちゃんは、フッと伏し目がちに笑って。
瞬間にあたしは、いつものように顔を背けて視線を外した。
『俺のなんだから触らせんなよ。』
「―――ッ!」
瞬間、耳元でささやかれた声に唇を噛み締めて。
俊ちゃんの瞳を睨み付けた。
「勘違いしないで。」
『―――ッ!』
その瞬間、俊ちゃんはあたしを睨み付けて。
『お前こそ、勘違いしてんじゃねぇよ。』
「―――ィ!!」
ひどく冷たい言葉と共に、肩を鷲掴みにされて。
思わず苦痛に顔が歪むあたしに俊ちゃんは、首筋を下から舐め上げた。
ビクッとしたあたしを見て、ハッと笑う声が上から降ってくる。
『…余計なこと言わなきゃ優しくしてやったのに。』
「―――ャ!」
あたしの口内に舌を強引に捻じ込んでそのまま、むさぼるように絡める。
ずらされた下着の隙間を縫って、俊ちゃんの大きな手があたしの内股を撫でて。
瞬間に、卑猥な音が部屋に響く。
『濡れすぎ。』
「―――ッ!」
そう呟いた瞬間、俊ちゃん自身が押し入ってきた。
意識とは別に与えられる快感に、押し殺していても声が漏れて。