ちょっと変わった暴走族
『まあそんなのみんなには関係ないね。ごめん。ただ、天龍に襲われた相手を知りたかった。』





桐「・・・悪い」





『謝らせたかったんじゃないの・・・・ただお兄ちゃんの分まで生きて欲しいと思って。』





桐「・・・・・・狼が守ってたただひとりの女はお前か?」





『・・・・あたしだよ。お兄ちゃんにずっと守られて生きてきた。でもあたしは天龍を潰したいの。』





楽「一人で・・・?」





『あたしに家族はいないの。お母さんもお父さんも死んじゃった。それからさらにお兄ちゃんまで死んじゃった。だからあたしは今ここに一人だよ』





桐「・・・俺らが・・・・狼の代わりにお前を守るよ」





『・・・・え?』





楽「それが僕らから狼へのお礼」





灯「なんだったら別にお前の天龍つぶしに協力する」





裕「・・・・・・狼は恩人だからしかたねえ」





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