続 青薔薇姫
「……。今龍が何を思ってるのかは分からないけど…、でもこれだけは忘れないで。
龍を裏切らない人だっている。龍が自分を信じてくれるのを待ってる人がいる。
……それを忘れないで。」
「……っ!!」
そうか……。
俺はずっと思い込んでた。
"信じたら裏切られる"
それが当たり前だと思ってた。
けど、陽月の言うとおり、俺が信じてくれるのを待ってる奴がいるのならば……。
「……っ…。」
俺は……ずっと思い込んでた持論を封印して、ケジメを付けてやる。