続 青薔薇姫



力では圧倒的に俺が有利なはずだった。


でも俺は、"恐怖"でいっぱいだった。


リビングにはきっと親父もいるのに……。


こんな光景見られたら、タダでは済まないくらい中2の俺でも分かる。


気付けば俺は何も着ていなかった。


こんな女、一握りで潰せるはずなのに。


はずなのに………。


何度動かそうとしても、俺の体は金縛りにあったかのように全く動かなかった。


ゴロッ


立場が逆転し、俺が女の上に乗っている状態になった。


カツカツカツ……


………っ!!


ヤバい……親父が来る……!!




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