続 青薔薇姫



翌日、俺は部屋にあるもの全部まとめて家を出た。


もうこれ以上、あの家にいたくなかった。


それから俺は水狼の倉庫に住み込み、学校に通いながらバイトを続けた。


そしてある程度貯まった頃、俺は一人暮らしを始めた。


親父達がどうなったのかは知らないし、知りたくもない。


後悔なんて全くしてなかった。


あの事件から俺は、すっかり女嫌いになっていた。


"女=自分の都合のいいようにする自己中な生き物"


俺の中で、こんな方程式が成り上がっていた。


-----------------------




< 111 / 307 >

この作品をシェア

pagetop