続 青薔薇姫



ー旅行当日ー


「「「着いたーっ!!」」」


あれから修学旅行は早いもので、ついにあたし達は沖縄の地に降り立った。


教室とはまた違う暑さが、妙に心地よかった。


まぁ沖縄効果ってのも、多少はあると思うんだけどね。


「どこかにキレイなお姉さんいないかなー♪」


空港に着いたと同時にナンパをしようとしてる大雅。


もういつもの光景だから慣れちゃったよ……。


「ホテルに荷物置いたら、このあとどうする?一応自由行動なんだよね?」


「あぁ。瑞華はどこ行きたい?」


「んー、そう言う虎太は?」


「俺?俺は……、瑞華の行きたいとこならどこでもいい。」


優しく笑いかける虎太。


虎太ってなんか……お兄ちゃんみたい。




< 122 / 307 >

この作品をシェア

pagetop