続 青薔薇姫
修学旅行もあっという間で、今はもう最後の夜を迎えようとしていた。
大広間でみんなで夕食をとったあと、誰かに肩を叩かれた。
「……あ、なんだ、大雅か。」
「なんだって何だよ…。それより瑞華、このあと俺達の部屋で飲むんだけどさ、瑞華も来ない?」
どうせ1人で暇だろ?と付け足す大雅。
確かにあたしは女子1人だから1人部屋なわけで……。
正直暇だったんだ…。
「分かった。そのまま行っていい?」
「もちろん!!じゃあ俺は龍達も誘ってくるから、虎太達と行って!!」
「ん、分かった。」
あたしは虎太達を呼び、そのまま虎太達の部屋に入った。