続 青薔薇姫



「瑞華も飲もーぜ!!つまみもあるからな。」


缶ビール片手にスルメをかじる大雅。


………オッサンか。


「あたしサワーがいいな。」


「瑞華はそう言うと思って!!」


大雅はビニール袋の中をゴソゴソとあさり、あたしの目の前に5本全部違う味のサワーを並べた。


「こんなに買ったの……?」


「大丈夫、担任の自腹だから!!」


「ん、じゃあ大丈夫だね。」


「あぁ。」


それからみんなどんどん酒を飲み、夜を明かしていった。


あたしと龍は話をするどころか、目も合わなかったけど……。




< 141 / 307 >

この作品をシェア

pagetop