続 青薔薇姫



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「………ん…。」


ふと、あたしは目を覚ました。


部屋を見渡せば、酒の缶やビンがゴロゴロ転がっていて、布団も掛けずに雑魚寝していた。


「フフッ…。」


思わず笑みがこぼれた。


あたしはみんなを踏まないように、そっと毛布をかけた。


ふぅ……。


ケータイを開くと、ちょうど5時だった。


まだ5時かぁ……。


二度寝するにも、もう完全に起きちゃったしな……。


……散歩でもしようかな。


あたしは顔を洗ってブルーのカラコンを入れ、みんなを起こさないようにそっと部屋を出た。




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